空手[形・上達法]①・初心者向け
こんにちは(*^_^*)
ずいぶんとしばらくぶりの更新になり、失礼しました。
なにやら、見てくれている方もいらっしゃるようで、なかでも、初心者向けのものをよく、拝見されて頂いているようですので、書かなきゃな、と思い、書いております。
形の上達についてですが、これは、一概になんとも言えないものがあります。
まず【競技用の形】であるのか??
それとも、沖縄古来のものを追求したものであるのか?
など、いろいろな分別も出てきます。
僕としましては、基本的には全空連系の形を中心として、少年時代にはすこしだけ中国武術の形を勉強したり、極真さんに勉強に行っていた時期もありましたが、やはり、全空連の形のお話が、中心になってくると思います。
では、【競技用の形】の上達法(自分なりの)。
①体軸をまっすぐ立てる(姿勢が良い)。日本武道では姿勢が悪いことは、もうすべてダメです。
➁とにかくスピードを出す。やはり、どうしても同じようなことをするわけですので、違う形にしても、同じ【騎馬立ち】があり【前屈立ち】・【後屈立ち】などは基本的には、ほぼ同じものですので、なにで決まるのか?
となりますと、やはりスピードが最も大きい要素となります。
➂目つき
目つき・眼付き、とゆうものですが、空手の形の世界チャンピオンの【喜友名】選手などはすごい目をされますね。
あのような、迫力のある目つきができることで、【本当に今、敵と死ぬ気で戦っているな!】とゆうように感じますし、やっている本人も、すごく力が入ります。
毎回、本当に敵を意識して、全力で練習することで、実際にスピードや力や迫力もつきます。
④立ち方
【騎馬立ち】【前屈立ち】【後屈立ち】など、基本の立ち方がありますが、基本的にはこの3つが大きいです。
そして、流派によっては、【猫足立ち】【三戦立ち】などもあります、猫足立ちはかなりの練習が必要ですが、三戦立ちは、そんなに難しい立ち方では、ないかと思います。
ただ、しっかり立つ、とゆうことを意識しないで、形だけそのような立ち方、にするとまったくダメになっていきます。
とにかく、しっかり立つ、とゆうことです。
➄腰を入れる・引手をとる。
形では、重要なのは、手よりも先に腰が回転することです。
とにかく、本当に大事なことです。
まず腰!
腰を全力で回転させて、その勢いを利用して、突きを打ちます。
その際、腰は柔らかく使わないとだめです。
腰と引手を、全力でとり、その勢いを利用して、全力の逆突きを行います。
この体の使い方は、武術的であるのか、スポーツ的であるのか?
どちらであるかといいますと、僕は、武術でもあり、スポーツでもある、と思います。
スポーツ的な体の使い方である、とゆうのは、腰を先に回転させる、とゆう部分です。
野球でボールを投げる際と同じように、手が先に回転すると、ボールは遠くへ飛びません。野球でバットを打つ時、腰がまだ回転してないのに、バットだけを振り回しても、強く触れません。
野球でバットを振るには、先に腰を強く回転させる必要があります。
サッカーでも同じではないかと思います。
まず足を踏み込み、上半身のネジリを使って腰を回転させ、最後の最後に、ためにためた足を振り回すことで、ボールはものすごい勢いで飛んでいくわけです。
これを、空手の形で、やるわけです。
まず思いっきり、腰を回転させる、とゆう部分ですが、これは野球でいうところの、ボールをの投げる時の腰の回転、サッカーの蹴る前の腰の回転と同じ要領です。
引手は、それこそ、誰がみてもそうです。
野球でピッチャーがボールを投げる時に、片手だけ振り回しても、ボールは遠くへと飛びません。
左手を大きく振り回してから、上半身をネジり、腰をひねり、最後の最後に、ためにためた右手を、全力で回転させて、ものすごいスピードでボールを投げるわけです。
これと、まったくもって、同じことをやるわけです。
武術的であるか、スポーツ的であるか?
これはもう、武術だし、スポーツでもある。
とゆう感じでしょうか。
テレビのサッカーの試合などを見て、サッカーの選手が、思いっきりボールをける前に、【思い切り手を振り回して】から、ボールを蹴っているのを、ご存じでしょうか。
本当に遠くへと蹴りたい場合、選手は思い切り手を振り回して、反動をつけます。
つまり、上半身を使います。
実際に蹴るのは、右足なのに、思いっきり左手を、全力で回転させています。
その後、腹をねじり、腰を入れて、最後に蹴ります。
このように、実際に蹴る、とゆうことは、足なわけですが、上半身が非常に大切だとゆうことが、わかると思います。
空手以外にも、色々なスポーツなどから勉強できることも、たくさんあります。
ぜひ、いろいろなスポーツを見て、知って、勉強されてみてください。
とくに、野球、サッカーは、勉強になると思います。
サッカーのボールの蹴り方は、本当に強く、鋭く蹴ります。
ムエタイ選手の蹴り方に、近い蹴り方だと思います。
全身の伸びを使っています。
⑥頭・腰・肩などの高さが変わらない。
形の競技では、最初に始まってから、終わりまで、ずっと、同じ頭・腰の高さをキープしなくてはいけません。
もちろん、観空などの立ち方【レの字立ち】や、慈恩などの【閉足立ち】、足を交差させる、【交差立ち】などもあり、この中では、【レの字立ち】・【閉足立ち】はもちろん、立つわけですので、頭・腰も高くなります。
このような例外もありますが、基本的には型の最中は頭・腰の高さが変わってはいけません。
【その他】気を付けること
①キョロキョロしない。
よく、視点が定まってない、とゆう感じで、キョロキョロしちゃう人がいます。
形の最中は、集中し、敵と戦っているんだ!
とゆう迫力を出さないと、必ず負けます。
➁ユラユラしてる。
立ち方が安定していません。
そのような場合、手がまず、ユラユラしています。
立ち方が安定していないので、いくら手を安定させなさい!
と怒っても、だめです。立ち方を安定させないと、どうにもなりません。
体幹部分を強くすることから、始めたほうがよさそうです。
基礎体力トレーニングは、現代の伝統派空手には、絶対に必要です。
腕のような、木でいえば、【枝】にあたるような部分は、あまり太くなるくらいに鍛えては、型選手の場合、あまりよくありません。
とにかく、足腰、腹・背中などの体幹をしっかり鍛えることです。
それによって、足腰や立ち方が必ず安定し、ユラユラはとまると思います。
➂蹴りの時、猫背になる。
これは、体幹が弱いとゆうことと、【柔軟性】が足りてません。
柔軟体操をしっかり行ないます、とくに【前屈運動】(空手の前屈立ちではなく)をたくさん、ゆっくりと、あまり勢いをつけずに、ゆっくりと呼吸をしながら、毎日30秒行ってください。どうせなら、柔軟運動をしていない場合、開脚も開かないですので、開脚などいろいろやりましょう。一つ、ゆっくりと30秒、リラックスしてやります。
④アゴがあがっている
アゴが上がっている選手もよくいます。
アゴは上げてはいけません。ボクシングなどの格闘技の世界で、アゴが上がった状態で戦った場合、最近の亀田vsホストの人の戦いのを思い出してしまいますけども、まさにもう「あごパッカーン系」とゆうように、アゴだけは、なにがあっても、格闘技やケンカ、闘争の世界では、上げてはいけません。
➄回転するところで、いちいち猫背になる。
どうしても、これは意識的に、できたら鏡を見ながら、強制していかないといけません。回る時は、かかと重心の人は、そんなには猫背にならない傾向にありますが、つま先重心の人は、どうしてもつま先に重心がいき、ヒザが前に出るせいか、猫背になります。
これは、なんとか回数や、意識をすることで、何年もかけて、修正していかないといけません。
回転するところで、いちいち猫背になるのは、けっこう目立ちます。
頭や腰の高さも変わるので、かなり減点になります。
回転のスピードも落ちます。
では、[形・上達法]①・初心者向け編でした。
どんどん頑張りましょうっ!
失礼いたします(*^_^*)╱